【自分でできる店舗集客MEO】効果的なMEO対策とメリットは?

【自分でできる店舗店舗集客MEO】効果的なMEO対策とそのメリット アイキャッチ画像

MEO対策が良いって聞いたけど、具体的に何をすれば良いの?」 

自分でできるって聞いたけど、簡単なの?」 

など、店舗集客において「MEO対策」が周知され始めるようになってきました。

この記事を見ていただいているということは、

  1. MEO対策に興味がある
  2. MEO対策を始めてみたいけど、具体的に何をするかよくわからない

というお悩みを抱えてらっしゃるのではないでしょうか?

今回この記事では店舗運営をするオーナー様に向けて、MEO対策の具体的な方法や自分でできるMEO対策の流れを徹底的にお伝えしていきます。

最後まで読んでいただければ、MEO対策の流れや自分でできるMEO対策のメリットが理解できるはずです。

是非参考にしてください!

目次

MEO対策とは?

Googleマップでの上位表示を目指すこと

SEO対策と合わせて最近よく名前を聞く「MEO対策」は、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の頭文字を取った言葉です。

地図検索において上位を目指すことを意味します。

MEOは、「ローカルSEO」とも呼ばれます。

SEO対策が「検索エンジン最適化」で検索上位を目指すのに対して、「MEO対策(ローカルSEO)」は地図検索(地域)での上位を目指します。

MEO対策説明画像

では、どのようにして地図検索で上位を目指すのでしょうか?

MEO対策は「Googleビジネスプロフィール」の運用で行う

「Googleビジネスプロフィール(※1)」をしっかり運用すること=Googleマップの地図検索上位を目指す「MEO対策」となるのです。

Googleが公表している情報によると、Googleビジネスプロフィールをしっかりと登録・運用することで、近隣で検索をするユーザーにあなたのお店が表示される可能性が高くなるのです。

MEO対策は早く始める方が良い?

地図検索で上位を目指すMEO対策は、競合数が少なければ少ない程、単純に上位表示される確率があがります。

競合他社となれば、必然的に「検索キーワード」が同じまたは似たものになります。

また、ビッグキーワード(検索数の多いキーワード:「渋谷 ランチ」など)になると、上位3位以内を大手企業が既に独占していたり、対策しても思うような結果が出なかったりすることがあります。

ライバル多い

MEO対策競合比較(多い)画像

ライバル少ない

MEO対策競合比較(少ない)画像

そのため、同業の店舗よりも早く対策をすることがポイントなのです!

しっかりと正確な対策・運用をすることで、他店舗よりいち早くGoogleの評価を得ましょう。

そうすることで、店舗の認知が広まり、来店促進へと繋がります!

自分でできるMEO対策を試すべき3つの理由

改善に繋がる理由1画像

Googleビジネスプロフィールの登録・設定をすれば、誰でも利用できます。
投稿や情報更新もご自分でされる場合の費用は一切かかりません!

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検索した場所により、ユーザーの求める情報(アクセス情報・予約・電話番号など)が表示されるため、ユーザーが次の行動に移しやすく、即予約や来店へと繋がりやすくなります!

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ユーザーの検索結果表示ページに、「ウェブサイト」の設置項目があります。
ここに自社のサイトを関連付けることができるため、ホームページへの流入を促すことができます。
注意点として、関連サイトの掲載順位もMEOの表示順位に影響するため、自社サイトの最低限の対策(SEO対策など)も必要です。

もちろん、ただ登録をするだけではなく、Googleの基準に合わせた正しい登録や更新が必要です。

具体的なMEO対策の方法は?

では、MEO対策と呼ばれる「Googleビジネスプロフィール」の正しい登録方法をご紹介します。

Googleビジネスプロフィールの登録方法

手順1 Googleビジネスプロフィールの登録

まずはGoogleアカウントを取得しましょう。

次に、Googleビジネスプロフィールのアカウント作成を行います。

ビジネス用のGoogleアカウントがない場合は、ビジネス専用のアカウントを用意しておく方が良いでしょう。

Googleビジネスプロフィールの登録はこちら ▶

手順2 基本情報(店舗名・住所など)を登録する

  • 店舗の名称(会社名・店舗名など)
  • 住所
  • 電話番号
  • webサイトのURL(自社ホームページなどがあれば)
  • 業種選択

指示に従って上記の入力・登録を行います。

手順3 オーナー確認を行う

基本情報の登録が完了したら、オーナー確認方法選択の画面に変わります。

手順に従ってオーナー確認のコードを取得しましょう。

ハガキ(郵送)でしか確認コードを受け取れない場合もあります。

その際はGoogleからの通知ハガキが届くまで一旦登録は保留です。

オーナー確認コード取得後は、Googleビジネスプロフィールにログインし、「オーナー確認を行う」などの箇所から確認コードを入力します。

確認コードを入力し、オーナー確認が完了したらGoogleから完了通知のメールが届きます。

これで、Googleビジネスプロフィールの情報登録や更新など運用が可能になります!

手順4 実際にユーザーに表示される基本情報の登録

実際に運用を開始します。

まずは、Googleビジネスプロフィールの管理画面で、実際にページ上に表示される基本情報を登録します。

  • ビジネス名(会社名・店舗名など)
  • ビジネスカテゴリ(業種)
  • 住所
  • 営業日
  • 営業時間
  • 定休日
  • 電話番号
  • webサイトのURL(自社ホームページなどがあれば)
  • 写真(店舗イメージ・商品写真など)

上記の基本項目やその他の詳細に関しても正しく細かく登録を行います。

この時に注意したいのが、NAP情報の統一です。

後程詳しくご紹介しますが、「NAP情報の統一」とは、web上で発信する全てのサイトやSNSで

  • Name(ビジネス名・会社名・店舗名)
  • Address(住所)
  • Phone(電話番号)

表記を統一させることで、別店舗として認識されないようにするというものです。

また、「営業時間」「定休日」などもサイトによって表示が違うといったことがないように「情報の統一」にも注意が必要です。

NAP情報の統一についてはこちら ▶

手順5 細かいサービス・商品の登録を行い運用をする

Googleビジネスプロフィールの管理画面では、様々な機能があります。

例えば、飲食店であれば「商品」から自社のメニューを登録することが可能です。

また、ブログやSNSのように情報発信できる「投稿」の機能もあります。

これを使えば、新メニューの紹介や告知なども可能です。

もちろん、基本情報の追加・編集なども可能です。

臨時休業や大型連休時の営業時間などはきちんと更新しましょう。

自社ホームページと情報の統一をすることでユーザーに安心感を与え、信用に繋がります。

効果的なMEO対策に必要なことは?

より効果的な対策を行うために必要なこととその根拠をまとめてみました。

検索結果に関わるのは「関連性」「距離」「視認性の高さ」

Googleでは、検索結果のランキングを決定する要因として「関連性」「距離」「視認性の高さ=知名度やweb上での評価」の3つの要素を組み合わせて判断すると提示しています。

関連性

ユーザーが検索するキーワードとあなたが登録したGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が合致する度合いを指します。

ビジネス情報が充実したものである程、的確な情報を得ることができるため、検索キーワードとの関連性があがります。

その結果、よりターゲットに近いユーザーの検索結果に表示される可能性が高くなります。

距離

ユーザーの検索地点もしくはユーザーが指定した場所からビジネス所在地までの距離を指します。

こちらは単純でわかりやすいですが、ユーザーの検索地点により表示結果が異なるということです。

視認性の高さ

視認性の高さとは、簡潔に表すと「知名度」のことを指します。

オフラインの知名度の高さでは、有名な施設や企業などが当てはまりますが、一概に大手・有名企業だけを指すわけではなく、web上(オンライン)での評価も「視認性の高さ」に含まれます。

例えば、自社ホームページに情報がきちんと提示されているかどうか、SNS・ポータルサイトなどで他者からの口コミや評価が高いかどうかなどがポイントとなります。

さらに、web検索での表示結果も関わってきます。

そのため、SEO対策ができていればMEO対策でも優位になる場合があります。

webでの評価を得るために大切な「NAP情報」もMEO対策に関係

「NAP情報」とは下記のアルファベット頭文字を取っています。

  • Name(ビジネス名・会社名・店舗名)
  • Address(住所)
  • Phone(電話番号)

これらの表記をどの媒体でも統一しましょう

というのが、「NAP情報の統一」です。

NAP情報の統一イメージ ビフォー画像
NAP情報の統一イメージ アフター画像

web上において「NAP情報の統一」は非常に重要です。

なぜなら、Googleのクローラーがweb上にある情報を収集する際に「NAP情報」が統一されていないと別店舗・別企業・別の要素と判断されてしまうことがあるからです。

その結果、あなたのお店に対するユーザーからの高評価な口コミやSNSでの評価をGoogleのクローラーにきちんと認識してもらえず、MEOのランキング決定要素に反映されないということが起こります。

実際にどういうことなのか具体例をあげてみてみましょう。

例:株式会社Amus設計(工務店)の場合

Amus設計では、自社ホームページとSNS(Instagram)を運用。
その他、工務店が検索できる工務店専門のポータルサイトへもいくつか登録。
このポータルサイトではいつも良い口コミをもらっており、ここから検索をしたユーザーが受注に繋がる割合も高い。

Amus設計の自社ホームページやポータルサイトでの表記名は、現状下記の状態である。

ホームページ:株式会社Amus設計
Instagram:Amus設計
ポータルサイト1:(株)Amus設計
ポータルサイト2:(株)アムズ設計


Instagramでは株式会社を省略。
ポータルサイト1では、全角の(株)を使用。
ポータルサイト2では、半角の(株)+社名表記をカタカナにしている。

その結果、4つの媒体で表記が異なるため、Googleのクローラーに「ポータルサイトでの良い口コミはAmus設計の口コミ」と判断してもらえなかった。

このようなことを防ぐためにNAP情報の統一は重要なのです。

では、具体的に「NAP情報の統一」とは何をすれば良いのかを解説します。

NAP情報が異なると判断される表記

上記の例である「株式会社Amus設計」の表記を使用して解説します。

住所・電話番号表記に多いNAP情報の違いについてもまとめました。

  • ホームページ:株式会社Amus設計(正式表記)
  • Instagram:Amus設計(株式会社を省略)
  • ポータルサイト1:(株)Amus設計(全角の株式会社)
  • ポータルサイト2:(株)アムズ設計(半角の株式会社+カタカナ表記)
  • 「株式会社」の表記の有無(上記①➁の場合)
  • 半角文字と全角文字(上記③④の場合)
  • ローマ字表記・カタカナ表記・ひらがな表記(上記①④)
  • 半角スペースと全角スペース
  • 番地表記とハイフン表記(住所の例:「3番地の1」と「3-1」)
  • 階数表記(住所の例:「1階」と「1F」)
  • ハイフンの有無(電話番号の例:「03-1234-5678」と「0312345678」)
  • ()括弧の有無(電話番号の例:「03-1234-5678」と「03-(1234)-5678」)
  • 半角英数字と全角英数字(電話番号の例:「03-1234-5678」と「03-1234-5678」)

以上がNAP情報が異なっていると判断される表記になります。

NAP情報の統一は「手段」の一つでMEOのランキングに直結するわけではない

では、NAP情報の統一を全媒体で完璧に行うとGoogleマップで上位表示されるのか?

残念ながら、単純にランキング結果に直結するというわけではありません。

NAP情報の統一は、web上にあるあなたのお店の情報を漏れなく収集してもらうようにするための「手段」というイメージです。

最も重要なのは、常に正しい情報を発信したり、web上でポジティブな他者評価をもらったりすることです。

つまり、NAP情報の統一という手段を用いて、Googleのクローラーがポジティブな評価を認識しやすいようにしているのです。

もちろん、全媒体でNAP情報の統一を完璧にするのは難しいこともあるでしょう。

なぜなら、ポータルサイトのように自社で運営をしておらず、すぐに対応が不可能な場合もあるからです。

まずは、ご自身で管理できる公式ホームページやGoogleビジネスプロフィールに関しては、NAP情報の統一をしましょう。

そうすることで、あなたのお店に対するポジティブな情報が「視認性の高さ」として評価されていくようになるでしょう。

継続しての情報発信やキーワード選定も重要

常に最新の情報を発信することや他者評価が重要なことがわかりました。

そこで、より効果的な運用を行うために必要な事項を下記にまとめてみました。

①Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる

・正確かつ最新の情報への更新
・定期的な投稿で情報発信
・自社webサイトやSNSとの関連付け
・住所や店名などの情報表記を自社webサイトやSNS上での表記と統一する(NAP情報の統一)
・ユーザーからの口コミへの返信対応

②Googleガイドラインに沿った使用

・推奨する対策方法で情報発信を行う

ガイドライン違反例:表示されるビジネス名は正確なビジネス名のみを記載する
(キャッチフレーズ・商品カテゴリ・検索キーワードを含めるのは違反)

例:ビジネス名(アムズコーヒー)の場合

  • アムズコーヒー
  • コーヒー専門店 アムズコーヒー
  • 24時間営業 アムズコーヒー

ガイドライン詳細はこちら ▶

③キーワード設定

・ターゲットのニーズを捉えた検索キーワードを設定
・上位表示される可能性の高いキーワード選定
・検索数の少ないキーワードを含める

例:渋谷区にある(アムズコーヒー)でランチや軽食も提供している場合

  • 渋谷 ランチ ヘルシー(ヘルシーを追加)
  • 渋谷 パフェ(提供している料理名を追加)
  • 渋谷 軽食(ランチやカフェより検索数の少ないキーワードを追加)
  • 渋谷 カフェ / 渋谷 ランチ(検索数が多すぎる=ビッグキーワード)

③のキーワード設定に関しては難しく感じる方もいらっしゃるでしょう。

まずは、上記の例を参考に「あなたのお店の場所+サービス内容・業種」をキーワードにして運用してみると良いでしょう。

そして、Googleビジネスプロフィールの投稿時に決定したキーワードを入れて投稿するようにしましょう。

さらに、店舗説明詳細などの入力箇所にもキーワードを入れておきましょう。

運用後は分析し、また運用をくりかえす

しばらく運用した後には分析をしてみることも必要です。

Googleビジネスプロフィールでは、分析も可能です。

「インサイト」から、あなたのお店のページが表示された場合や、何かしらのアクションを起こしたユーザーが実際に検索したキーワードを確認することができます。

あなたが設定したキーワードと比べてみましょう。

そこで、そのまま運用を続けるか何かしらの対策を取るか判断しましょう。

そして、また運用をして試すといった地道な作業が分析です。

キーワードの検索数を確認する無料ツールなどもありますので、是非参考にしてみてください。

キーワード検索数チェックツール|aramakijake.jp ▶

スマホユーザーへの対策は必須

web上での評価を得るためには、自社ホームページがスマホに対応しているかなども関わってきます。

こちらのグラフからわかるように、スマホの利用率は年々上昇しており、7割を占めています。
また、10代~50代では利用率が8割・9割とほぼ大半の人が閲覧や検索でスマホを利用しています。
スマホユーザーへの対策はこれから先必須となります。

出典:(令和3年通信利用動向調査ポイント | 【総務省 通信利用動向調査】)

媒体別インターネット利用機器情報グラフ
年齢別インターネット利用機器情報グラフ
媒体別インターネット利用機器情報グラフ
年齢別インターネット利用機器情報グラフ

こちらのグラフからわかるように、スマホの利用率は年々上昇しており、7割を占めています。
また、10代~50代では利用率が8割・9割とほぼ大半の人が閲覧や検索でスマホを利用しています。
スマホユーザーへの対策はこれから先必須となります。

出典:(令和3年通信利用動向調査ポイント | 【総務省 通信利用動向調査】)

MEO対策で得られるメリットは?

MEO対策メリットイメージ1

費用対効果が高く経費削減に繋がる

既にお伝えしましたが、Googleビジネスプロフィールの登録や設定は無料!
ユーザーの必要な情報が1ヶ所に集約されているため、「即来店」「来店予約」だけでなく「認知度アップ」にも繋がりやすいです!
広告費を抑えて集客効果を上げることができれば、余った予算を他の費用に充てるなど、あなたの選択肢もさらに広がります!

MEO対策メリットイメージ2

使いやすい導線のため効果が期待できる

自宅だけでなく外出先でも簡単にスマホで情報収集ができるこの時代に、例えば、「待ち合わせまで時間を潰したいな…」と思ったら、「今行きたいお店をスマホで探す」という行動をしますよね?
きちんとMEO対策をしていると、「今検索している場所から近い範囲=(距離)」で「時間潰しができそうなカフェ=(関連性)」の中から「より情報が正確で認知度の高いお店=(視認性の高さ)」を教えてくれるわけです!
今まさにあなたのお店を求めているユーザーに情報を伝えてくれるため、行動に繋がりやすくなります。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回の記事では

  1. MEO対策とは何か?
  2. 自分でできるMEO対策を試した方が良い理由
  3. 具体的なMEO対策の方法
  4. 効果的なMEO対策に必要なこと
  5. MEO対策によって得られるメリット

以上、5点について解説させていただきました!

特に重要なポイントは、以下の3つです。

  1. Googleビジネスプロフィールに正しい情報を登録すること
  2. NAP情報の統一を心がけること
  3. 継続した情報発信で新しい情報を常にユーザーへ届け信頼(評価)をしてもらうこと

今店舗集客に苦戦している方、また、これから開始しようとしている方の参考になりましたら幸いです。

今後もwebに関する運用情報を発信していく予定ですので、是非ご覧ください!


お問い合せはこちらから承っております。

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