【ドメイン移管・無料特典利用】さくらインターネットからエックスサーバーへのドメイン移管手順
ドメインの更新や値上げに伴い、既存のドメイン管理会社を変更したいという場合もあるのではないでしょうか。
今回、さくらインターネットから「サーバー移転」と「ドメイン移管」を行い、管理会社を「エックスサーバー」にまとめましたので、その手順を紹介します!
同じ管理会社だと、サーバーパネルなどのページで管理しやすいので、おすすめです!
この記事を見ていただいているということは、
- さくらのドメインを移管(転出)したい
- ドメイン移管でエックスサーバーのドメイン無料特典を利用したい
- ドメイン移管にかかる費用や手順を知りたい
というご要望があるのではないでしょうか?
今回この記事では「ドメイン移管を検討中」の方向けに、ドメイン移管の流れと注意点を徹底的にお伝えしていきます。
エックスサーバーでは「12ヶ月以上での契約+サーバーの自動更新」で「独自ドメイン永久無料特典」があります!移管したドメインも対象になるので、是非活用しましょう!
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そして、今回実際に行った「サーバー移転」と「ドメイン移管」の流れを下記の3部構成で紹介しています。
- 【前編】サーバー移転の流れ(WordPress簡単移行を使用した場合)
- 【後編】手動でのサーバー移転作業(FTPソフトを使用した場合)
- 【当記事・ラスト】ドメイン移管の手順
サーバー移転やドメイン移管を検討中の方は、是非参考にしてください!
ドメイン移管時の注意点
今回は「さくらインターネット」から「エックスサーバー」にサーバー移転とドメイン移管をしました。
本来「サーバー移転」と「ドメイン移管」は別の作業になるので、必ずしも両方を行う必要はありません。
ただ、管理のしやすさからサーバー移転時にドメイン移管も行い管理会社をまとめるケースがあります。
なるほど~!
両方するなら、どっちからした方が良いの?
ドメインの有効期限に余裕があるなら、先に「サーバー移転」をする方が良いかと思います。
ちなみに今回は、下記の流れでサーバー移転とドメイン移管を進めました。
- 新サーバーを契約(エックスサーバーを契約)
- サーバー移転作業
- 移転後の動作確認
- 【重要】ネームサーバーの変更
- ドメイン移管手続き
- 旧サーバーを解約(さくらインターネットを解約)
しかし、ドメインの状態によっては、先にドメイン移管を済ませた方が良いケースもあります。
ドメインの有効期限や取得時期を確認する
利用中のドメインにもよりますが、
- 取得日や最後に移管をした日から60日以内の場合
- ドメインの有効期限が近い場合(2週間程度)
には、移管ができなかったり拒否されたりすることがあるので、まずはドメインの状況を確認しておきましょう。
ドメイン移管は、転出・移管申請や承認待ちといった手続きに時間がかかる場合もあります。(私の場合、転出申請→移管完了まで3日程でした。)
ドメインの有効期限が1か月程度など少ない場合は、サーバー移転よりも先にドメイン移管を済ませた方が安心です。
理由としては、手続き完了のタイミングによっては、ドメインの更新代金を支払わなければならないケースもあるからです。
余裕を持って移管手続きを進めましょう。
ドメイン移管を先にしても「ネームサーバーを変更」しない限り既存のサイト表示やメールには影響ありません。
ネームサーバーの変更ができるか確認する
サーバー移転をする場合には、新サーバーとの紐づけをするために「ネームサーバー(DNSサーバー)の変更」が必要です。
しかし、現在のドメイン管理会社でネームサーバーの変更ができない場合は、ドメイン移管も必要になる場合があります。
現在のドメイン管理会社でネームサーバーを変更できるか事前に確認しておきましょう。
さくらインターネット・エックスサーバーの場合は、どちらもネームサーバーの変更ができます。
Whoisに登録されているメールアドレスを確認する
新しいドメイン管理会社でドメイン移管の申請をすると、移管承認の確認メールが届きます。
この承認メールは、基本Whois情報に登録されているメールアドレスに届きます。
そして、Whoisに登録されているメールアドレスは、代理公開サービスでドメイン管理会社のメールアドレスになっていることが多いです。
つまり、移管手続きに必要な「承認メール」が自分宛てに届かず承認ができないため、移管に失敗する可能性があるわけです。
新しいドメイン管理会社で移管申請をする前に、Whoisに登録されているメールアドレスの確認と必要に応じて変更をしましょう。
Whois情報の変更手順については後程紹介します!
Whoisとは「ドメイン所有者の名前」「電話番号」「住所」「メールアドレス」などのドメイン登録者情報のことです。ドメイン取得の際、登録者情報の提供や一般公開が義務付けられています。しかし、個人情報にあたるため、ドメイン管理会社情報を公開できる「Whois代理公開サービス」が設定されていることが多いです。
エックスサーバーへのドメイン移管手順
ドメイン移管前の確認が済んだら、早速手続きを進めましょう!
サーバー移転時よりも作業が少ないので、安心してください!
今回は、下記の流れでドメイン移管を進めました。
- 移管元:さくらインターネットでドメイン転出の申請
- 移管元:さくらインターネットからの転出確認メールが届く(オースコード記載あり)
- 移管元:さくらインターネットでWhois情報の変更
- 移管先:エックスサーバーでドメイン移管申請
- 移管先:エックスサーバーの承認メール確認
①と③はほぼ同時進行ではありますが、順に解説していきます。
ドメインの転出申請(さくらインターネット)
まずは、現在のドメイン管理会社である「さくらインターネット」で「ドメイン転出」の依頼をします。
さくらインターネットの会員メニューへアクセス
さくらインターネットの会員メニューサイトへログインし、「契約中のドメイン一覧」から対象ドメインの「転出」をクリックします。
「同意する」をクリックで次へ進む
下記画像に切り替わるので、「同意する」をクリックします。
「申請ドメイン名」と「管理者メールアドレス」の入力・確認
質問内容の項目で、下記赤枠内の「申請ドメイン名」と「管理者メールアドレス」を入力します。
それ以外の部分は変更不要です。
ドメイン名に関しては、すでに記載されているかと思いますので、間違いがないか確認しましょう。
ドメイン名の箇所に記載がない場合は、転出するドメイン名とメールアドレスの両方を入力します。
その他の項目は任意での回答になります。
注意事項のチェックボックスにチェックを入れ、次へ進みます。
最終確認画面で「お問い合わせの送信」をする
最終確認画面に切り替わりますので、問題なければ「お問い合わせの送信」をしましょう。
オースコードが記載されたメールが届く
数日以内にさくらインターネットからメールが届きます。
私の場合は転出申請の翌日に届きました。
メールに記載されている「オースコード」がエックスサーバーでの移管手続きで必要になります。
有効期限(発行から35日)が記載されていますので、問題ないかとは思いますが、期間内にエックスサーバーでの移管申請をしましょう。
Whois情報の変更(さくらインターネット)
ドメイン転出手続きと並行して、さくらインターネットでの「Whois情報の変更」も済ませておきましょう。
確実に移管承認メールが届くように、エックスサーバーで移管申請を行う前に済ませておきましょう。
会員メニューサイトで「Whois情報変更」をクリック
「契約中のドメイン一覧」から対象ドメインの「Whois情報変更」をクリックします。
メールアドレスを変更する
下記画像のような登録情報が表示されます。
現在、登録者情報 (Registrant)の名前以外はさくらインターネットの情報になっているかと思います。
右下の「登録者・担当者情報を編集」をクリックして、下記画像赤枠内の「Email」の部分を自分のメールアドレスに変更しましょう。
変更箇所は下記の2箇所です。
- 登録者情報 (Registrant)のEmail
- 管理担当者 (Admin)のEmail
変更が済んだら忘れず保存しましょう。
Whoisは一般公開されているため、検索して情報を確認することができます。
変更が反映されたかを確認したい場合などには、検索をしてみると良いでしょう。
Whois検索用サイトはたくさんありますが、どのサイトもドメイン名を入力するだけで情報が表示されます。
変更したWhois情報が反映されるまで、ドメインによっては1日程度かかる場合もあるようです。念のため、変更後1日経ってからドメインの移管申請をすると安心でしょう。
ドメインの移管申請(エックスサーバー)
さくらインターネットでの転出申請・Whois情報の変更が済んだら、エックスサーバーでドメイン移管の申請をしましょう。
エックスサーバーの「独自ドメイン永久無料特典」が移管ドメインも対象なので、特典対象の場合は特典申請経由で移管申請をすると良いでしょう。
私は通常の手順で移管申請をしてしまったので、ドメイン移管完了後に無料特典の申請をしました。
(新規取得・移管だけでなく、契約中のドメインも対象になるので、移管後の特典申請でも大丈夫です。)
ドメイン移管申請方法
通常は、下記の手順でドメイン移管申請を進めます。
特典申請を経由して移行を進める場合、最初の入り口が違うだけで手順は同じです。
まずは、エックスサーバーの契約管理ページにログインし「ドメイン移管」をクリックします。
下記画像のように、ドメイン名を入力し「ドメインを検索する」をクリックしましょう。
自分のドメインを選択し、さくらインターネットからのメールに記載されている「オースコード」を貼り付けましょう。
今回、ドメイン移管の費用が1円なので、そのままお支払いに進みます。
ドメインの移管費用は、今回はキャンペーン中で1人1個まで1円でした。(2025.1.9まで開催予定)
通常時の価格はドメインによって異なりますので、価格一覧を参考にしてください。
任意でお支払い方法を選びましょう。
お支払いが済んだら、移管申請は完了です。
移管状況は、契約管理ページから確認できます。
数日以内にエックスサーバーから「トランスファー申請に関するご案内」というメールが届きます。
申請から5時間後ぐらいにはメールが届きました!予想以上に早くてびっくり!
メール内のURLをクリックすると、下記画像のような表示に切り替わるので「移管を承認」をクリックしましょう。
承認作業は必須です。期限までに承認しない場合は、移管ができないので注意しましょう。
こちらは届かない場合もあるようですが、今回「レジストラトランスファーアウト意思確認のご案内」というメールが届きました。
そういえば、承認後すぐにこのメールが届いたな~と思い、メールを確認してみたら10分後ぐらいに届いていました。
こちらについては、ドメイン移管を予定通り進めるなら、特に何もする必要はありません。
ただ、今回は、承認メールと同様にメール内のURLをクリックし「承認」をしました。
すぐに承認を済ませたからか、翌朝には「ドメイン移管完了のお知らせ」が届きました。
ドメイン移管はこれで完了です!
独自ドメイン永久無料特典を使用する方法
無料特典の使用は、下記の手順で進めます。
独自ドメインの無料申請を「移管時」にする場合と「移管後」にする場合の両方を簡単に紹介します!どちらも進め方は同じです。
エックスサーバーの特典を使用する場合は、契約管理ページにログイン後、メニューの「各種特典お申し込み」を選択します。
対象となる特典を探し「この特典を使用する」をクリックします。
- ドメイン移管時に合わせて申請をする
- ドメイン移管後に契約中のドメインを申請する
上記2つの手順を下記で紹介しますので、それぞれ下記を参考に進めてください。
ドメイン移管申請の場合は「移管申請」の方を選択し、ドメイン名を入力します。
その後「検索する」をクリックし、ドメインを選択します。
以降の手順は、上記のドメイン移管方法で解説した「STEP3~」と同様です。
どちらの場合も、申請後には下記画像のように「独自ドメイン永久無料特典」と表示されます。
ドメイン移管後の確認点
ドメイン移管が済み、安心している方も多いと思いますが、最後にドメイン移管後のチェックポイントを紹介します。
ネームサーバーの設定が引き継がれているかの確認
ドメイン移管時には、通常ネームサーバー情報は移管前のものが引き継がれます。
今回は、先にサーバー移転をしているため、さくらインターネットの方でエックスサーバーのネームサーバーに書き換えをしています。
エックスサーバーのネームサーバーがそのまま引き継がれていればOKです。
ネームサーバー1: ns1.xserver.jp
ネームサーバー2: ns2.xserver.jp
ネームサーバー3: ns3.xserver.jp
ネームサーバー4: ns4.xserver.jp
ネームサーバー5: ns5.xserver.jp
ネームサーバーの確認方法は、契約管理ページにログイン後、対象のドメイン名をクリックすることで確認できます。
Whois情報が更新されているかの確認
ドメイン移管後には、Whois情報の確認をしましょう。
Whois代理公開を使用する場合は、エックスサーバーのものに情報が変更されていればOKです。
代理公開の場合、自動で反映されているはずなので、特に自分で作業をする必要はないです。確認のみ行いましょう!
ネームサーバーの確認と同様、契約管理ページで対象のドメイン名をクリックすることで確認できます。
サイト表示やメール送受信の確認
サーバー移転後のドメイン移管の場合、問題ないかとは思いますが、念のためサイトの動作や表示確認をしましょう。
メール機能についても同様に確認をしておきましょう。
旧サーバーを必要に応じて解約
サーバー移転を先に済ませた場合、ネームサーバーの変更・ドメイン移管が済んで、しばらく経てば旧レンタルサーバーの解約をしても問題ないです。
これからサーバー移転をする場合であっても、目安としてはネームサーバーの変更後1ヶ月程度は契約を残しておくと、何かあった時でも安心です。
さくらインターネットのサーバー解約手順は下記のとおり。
- さくらインターネットの会員メニューサイトへログイン
- 「契約中のサービス一覧」から対象サーバーの「解約」をクリック
年間契約などでお支払いを済ませている場合は、すぐに解約となるわけではなく、本来の契約期間終了の時点で解約となります。
今回私は、さくらインターネットのサーバーも引き続き使用するため、解約はしませんが、解約時は参考にしてください。
まとめ:ドメイン移管は有効期限に注意して、余裕を持って行うのが良し
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回の記事では
- ドメイン移管時の注意点・確認点
- さくらインターネットからエックスサーバーへドメインを移管する手順
- ドメイン移管後のチェックポイント
以上、3点について解説させていただきました!
特に重要なポイントは、以下の3つです。
- ドメイン移管は、承認作業で時間がかかる場合もあるので、余裕を持って行う
- ドメイン移管前の準備として、旧ドメイン管理会社でWhoisのメールアドレス情報を自分のアドレスに変更しておく
- エックスサーバーで独自ドメイン永久無料特典対象の場合、ドメイン移管時・移管後どちらでも特典申請ができる
ドメイン移管を検討している方の参考になりましたら幸いです。
今後もwebに関する運用情報を発信していく予定ですので、是非ご覧ください!
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