【SWELL×WordPressプラグイン】SWELLで必要なプラグイン一覧

WordPressには、サイトの機能を拡張するためのプラグインが多数あります。
しかし、数が多いため、SWELLでサイト制作をする際にどのプラグインを使えば良いかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事を見ていただいているということは、
- WordPressで知名度のあるプラグインを知りたい
- SWELLで最低限必要なプラグインを知りたい
- SWELLで不具合がおきないプラグインを使用したい
というご要望をお持ちだと思います。
今回この記事では「サイト制作」初心者向けにSWELLで最低限必要なプラグインを徹底的にお伝えしていきます。

実際に自身のサイトやクライアント案件で導入しているプラグインをピックアップしています!
SWELLの機能を補完できるプラグインをお探しの方は、是非参考にしてください!
WordPressでプラグインを選ぶ基準
今回は、SWELL
また、知名度が高いプラグインだと、使い方や注意点などの記事も多いため、安心です。
更新頻度は、プラグインのインストール画面で確認できます。(下記画像③の部分)
更新頻度の他に、インストール数やWordPressバージョンとの互換性表記もありますので、こちらも参考程度に確認をすると良いでしょう。


プラグインのインストールは、上記画像①②の手順で進めましょう。
- 「プラグイン」→「新規プラグインを追加」
- 検索BOXにプラグイン名を入力
例外として、有料プラグインやzip形式でダウンロードしたプラグインファイルは、画像内左上の「プラグインのアップロード」から導入できます。
そして、下記画像のように最終更新日がかなり古いものは、極力避けると良いでしょう。


プラグインの不具合はテーマや他プラグインとの相性だけでなく、WordPressのバージョンなどが影響することもあります。(新しいWordPressのバージョンに対応していないなど)
そのため、更新されていないプラグインは使用しないことで、WordPressのバージョンによる不具合を極力避けることができます。
プラグインの使用で不具合が起きたとしても、基本的に自己解決が必要になります。
そのため、
- 長年更新されていないプラグイン
- WordPressのバージョンと互換性がない(未検証)のプラグイン
- 使用中のプラグインやテーマ機能と競合するプラグイン(機能が同じなど)
は、自己解決が難しい場合には避けた方が良いでしょう。
どうしてもそのプラグインが必要な場合、WordPressやプラグインのバージョン変更で解決できることもあるようですので、公式ページなどで確認をすると良いでしょう。
日頃からサイトのメンテナンス(アップデートやバックアップ)を行い、不要なプラグインは削除することで、不具合などのトラブルを未然に防ぐようにしましょう。
【SWELL版】必要なプラグイン一覧
ここでは、個人的にSWELLで使用しているプラグインを紹介します。
また、簡易的ではありますが、プラグインの説明・役割なども触れています。



プラグインは必要最低限のものしか導入しませんが、
「私がSWELLで毎回使用しているプラグイン」
を下記ジャンルごとに紹介します!
- SEOプラグイン
- バックアップ用プラグイン
- データベース管理用プラグイン
- セキュリティ対策プラグイン



プラグインで調べても、セキュリティ関連とかSEO関連とか種類や数が多くて悩む…
という方は是非参考にしてください!
当サイトや当方の運用中サイトでは現在まで不具合等なく使用できていますが、動作を100%保証するものではありません。WordPressのバージョンなど環境によって左右されるため、基本的には安心して使えるプラグインとして参考になれば幸いです。
①SEO SIMPLE PACK【必須】
SWELL
SEO関連のプラグインは他にも有名なものがありますが、SWELLの場合は「SEO SIMPLE PACK」でまず問題ないでしょう。
「SEO SIMPLE PACK」は、SWELLのテーマ開発者が制作したSEO対策プラグインで、日本人向けにわかりやすく最低限の機能で作られています。
他のSEOプラグインでは、設定画面に英語表記が多かったり、専門用語が多かったりしてわかりにくいこともありますが、このプラグインはシンプルで使いやすいので初心者にはおすすめです。
「SEO SIMPLE PACK」の使い方は下記で詳しく解説しています!


SEOプラグインの役割
SEO対策にプラグインを使うことで、必要なSEO対策を効率よく行うことができます。
例えば、metaタグ・OGPなどのコードをページごとに直接追加しなくても、プラグインの管理画面などから入力することで反映してくれます。
プラグインによっては「XMLサイトマップ」の作成や調整をしてくれるものもあります。
「SEO SIMPLE PACK」にはXMLサイトマップの生成機能はありません。XMLサイトマップはページ数が少ないサイトの場合は必要ないと言われていますが、サイトの運用開始時やサイトの規模が大きくなった時には登録・送信をしておくと良いでしょう。
プラグインを使う場合は「XML Sitemap & Google News」がおすすめです。
(有効化した後に、WordPress管理画面の「設定」に表示されます。)
プラグインを使用しない場合は、WordPressの標準機能を使用することもできます。
SWELLでWordPressのXMLサイトマップ機能を使用する場合は、下記公式サイトの手順を参考に、SWELLの設定を変更してください。
SWELLのサイトマップ生成機能について ▶
②WP Multibyte Patch【ほぼ必須】
以前は、WordPressのインストール時にデフォルトで導入されていたプラグインで、日本語の文字化けなどを防いでくれます。
日本語サイトであれば導入しておくと良いでしょう。


設定などは不要で、プラグインをインストール後「有効化」しておくだけでOKです。
WP Multibyte Patchの役割
一番わかりやすい例をあげると、日本語のファイル名でWordPressのメディアにアップロードした画像を自動で半角英数字のファイル名へと変換してくれます。
画像などのファイル名が日本語の場合、表示エラーやデータのエラーなどが起きることもあります。基本的にファイル名には半角英数字を使用するようにしましょう。
「WP Multibyte Patch」を導入しておくことで、画像の表示やサイト移転時などの画像データに関するトラブルを防ぐことができます。
また、サイト内やお問い合わせの自動返信メールなどで、日本語利用時の文字化けを防いでくれるという効果もあります。
細かい部分だと、ユーザーがサイト内検索時などに入力する「半角スペース・全角スペースの違い」への処理など、気づきにくいところでも活躍してくれています。
③All-in-One WP Migration【任意】
サイトの移転・復元やバックアップ取得ができるプラグインです。
バックアップ用のプラグインは他にもありますが、個人的に使用しているのが「All-in-One WP Migration」です。
細かい設定をしなくても簡単にバックアップデータが取得できるので、初心者向けです。
必要時に手動でバックアップを取ることができれば、バックアップ用プラグインは必須ではありません。
ただ、手動で各データを取得せずとも、簡単にバックアップを取得しくれるので、時短のためにもバックアップ用のプラグインを導入しておくと便利です。
「All-in-One WP Migration」の使い方は下記で詳しく解説しています!


「All-in-One WP Migration」は、本来サイト移転などをするためのプラグインですが、同プラグインでバックアップも取得できるといった感じです。
そのため、バックアップを取るためだけのプラグインであれば「BackWPup」なども視野に入れてみると良いでしょう。



個人的に「BackWPup」をSWELLで使用したことはないので、プラグイン名の紹介のみにしておきますが、自動でバックアップ取得ができるスケジュール設定や保存先の選択など、細かい設定ができます。
④WP-Optimize【任意】
データベースの最適化や画像圧縮機能・キャッシュ機能を備えた多機能なプラグインです。
不要なデータや貯まったリビジョンなどを削除してくれます。


「WP-Optimize」導入時の注意点として、
- 他の画像圧縮プラグインを使用中
- 他のキャッシュ管理プラグインを使用中
- SWELLのキャッシュ機能をONにしている
上記の場合は競合するため、サイトの不具合などに繋がる可能性があります。



プラグイン全般に言えることですが、基本的に機能が重複するプラグインは入れない方が安全です。
特に、SWELLの場合は、テーマ機能でキャッシュの設定ができます。
管理画面の「SWELL設定」→「高速化」タブの「キャッシュ機能」をONにしている場合は、プラグインでの設定は不要なので、すべてOFFにしておきましょう。
SWELLのキャッシュ機能はこちら ▶SWELL自体が高機能なテーマなので、このプラグインを紹介するか悩んだのですが…
簡単にリビジョンの管理ができるので、個人的に使いやすいということもあり、今回紹介しました。



いつもSWELLやオリジナルテーマで「WP-Optimize」を使ってデータベースの整理をしています。SWELLでは「データベース」項目メインの使用ですが、特に不具合もないのでそのまま使い続けています。
WP-Optimizeの役割
すでに触れましたが、主に下記の3つの使用方法があります。
- データベースの最適化
(リビジョンの削除や保存数の設定・データベーステーブルの最適化) - 画像圧縮
(メディアにアップロードした画像の自動圧縮・個別に選択した画像の手動圧縮・圧縮レベルの設定・WebP形式への変換) - キャッシュ管理
(ページキャッシュの作成・キャッシュ期間の設定)
WordPressの管理画面から各項目が設定できます。


上記で触れた3つ以外にも項目がありますが、良くわからず設定をONにするのはやめましょう。
特に、コードの圧縮をしてくれる「軽量化」は不具合に繋がりやすいという記事を見かけるので、注意しましょう。実際「SWELL」では、すでにコードの圧縮・軽量化対策がされているので、使用することはほぼないでしょう。



私は、画像の自動圧縮・キャッシュ機能はOFFにしています。
以前は、メディアライブラリ内で画像を選択して圧縮できる
「画像のダッシュボードメディアページに圧縮メタボックスを表示します。」
の項目をONにしていたこともありますが、使用・動作共に問題ありませんでした。
詳しい使い方はここでは割愛しますが、導入する場合は、自サイトの設定や有効化しているプラグインと比較して検討すると良いでしょう。
不安な方は、リビジョン管理・画像圧縮と必要な機能ごとに別のプラグインを使用しても良いでしょう。
WP-Optimizeの代替えプラグイン
すでに触れましたが、「WP-Optimize」は簡単にデータベース整理ができる反面、SWELLでは必要ない機能も含まれています。
そこで、参考までに、別の有名プラグインや代替え案を紹介しておきます。



個人的に「SWELL」で使用していないプラグインなので、簡単に紹介のみさせていただきます。
まず、リビジョン管理ができるプラグインは、以前にSWELLの公式サイト
これから導入する場合は、不具合などの確認を行いながら使用することをおすすめします。


そして、画像の自動圧縮ができるプラグインはいろいろとありますが、下記2点を紹介しておきます。
「EWWW Image Optimizer」


画像の自動圧縮・最適化で有名ですが、SWELLの公式サイト
これらのプラグインによって画像がアップロードできなくなる不具合が起きている場面に何度か遭遇しています。
引用元:推奨プラグインと非推奨・不要・注意すべきプラグインについて | WordPressテーマ SWELL
常時有効化していることで問題になるので、必要な時だけONにして画像圧縮に使う、という使い方は問題なくできるかと思います。
「TinyPNG」


プラグインだけでなく、web版もあります。
プラグインは、アカウント登録・インストール後の初期設定が必要で、無料の場合は画像圧縮の上限枚数(月500枚)があるようです。
プラグインで画像圧縮するメリットは、メディアアップロード時に自動で圧縮・最適化・ファイルの変換(webP形式)をしてくれるので、時短に繋がる点です。
しかし、
- 画像の使用頻度が少ないので、画像専用のプラグインを入れたくない
- とにかくプラグインを減らしたい
という方は、web上で使用できるフリーツールなどがあるので、試してみると良いでしょう。
上記で紹介した「TinyPNG」はweb版もあります。
プラグインとは違い、アカウント登録なしでも使用できます。
1回の利用時に「20枚・5MBまで」であれば、まとめて一括で圧縮・変換できます。


他にも無料で使える画像圧縮用のwebツールがありますので、プラグインを使いたくない場合は試してみると良いでしょう。



画像の質や圧縮レベルにこだわりたいなら「squoosh」もおすすめです。
圧縮・ファイル形式変換・リサイズが可能ですが、1枚ずつしか処理できないため、大量に画像を圧縮したい場合には不向きです。
⑤XO Security【任意】
タイトル部分で【任意】としておりますが、セキュリティ関連のプラグインは、他プラグインでも良いので特別な理由が無い限り導入しておく方が安心です。



私は、SWELLの公式サイト
まず1つ目が「XO Security」でログイン関連のセキュリティ強化をしてくれます。


有効化した後は、WordPress管理画面の「設定」に表示され、細かい設定ができます。
XO Securityの役割
主にログインやコメント関連のセキュリティ対策を細かく指定できます。
主に使用する機能を簡単にまとめておくと、下記のとおり。
- 不正ログインを防ぐ「ログイン試行回数の制限」
- WordPressログインページのURL変更
- WordPressログイン時の2要素認証設定
- ログイン時やコメント時の「CAPTCHA」の追加
(ひらがな入力など選択可能)
他にも機能はありますが、日本語表記で初心者でもわかりやすい設定画面なので、難しいセキュリティ対策が苦手な方にはおすすめです。
⑥BBQ Firewall【任意】
「XO Security」と合わせて導入しているのが「BBQ Firewall」です。
WordPressにファイアウォール機能を追加してくます。


有効化した後は、WordPress管理画面の「設定」に表示されますが、設定などは特に必要ありません。
プラグインをインストール後「有効化」しておけば、勝手に機能してくれます。
設定画面で「Test Firewall」という部分にあるリンクをクリックすれば、きちんと機能しているかの確認ができます。(403というエラーページに遷移すればOKです。)
他のセキュリティ関連のプラグインとも相性が良いようなので、組み合わせて使うことができます。
BBQ Firewallの役割
悪質なボットやリファラーなどのさまざまな脅威からサイトを保護してくれます。



基本的に固定で使用しているプラグインを紹介させていただきました。ご自身のサイト環境などに応じて参考にしてください!
【SWELL版】必要時に導入する便利なプラグイン
上記で紹介したプラグイン以外に、必要に応じて追加するプラグインもあります。
私がよく使用するプラグインをピックアップして、使用用途を簡単に紹介しますので、必要な方は参考にしてください!
①Yoast Duplicate Post(ページ複製・リライト)
投稿ページや固定ページを複製したり、書き換えた後に元の記事と差替え公開(リライト記事公開)してくれるプラグインです。
SWELL



当サイトでも導入していますが、個人的にブログサイトでなくても導入することが多いです。
導入後は、WordPress管理画面の「設定」にある「Duplicate Post」という箇所から細かい設定ができます。
設定可能な内容や機能は主に下記のとおり。
- ページ内で複製したい要素を細かく指定できる
(タイトル・コンテンツなど) - 複製したい種類のページやコンテンツを選択できる
(投稿・固定ページの他にカスタム投稿ペ-ジ・ナビメニュー・SWELLのブログパーツや広告タグの複製が可能) - 「書き換え&再公開」機能でリライト記事の作成&公開が簡単にできる
②Contact Form 7(お問い合わせフォーム作成)
お問い合わせフォーム作成用のプラグインです。
フォーム作成用のプラグインは、「MW WP Form」というプラグインも有名ですが、2023年に開発終了が発表されました。
既存ユーザー向けのメンテナンスは引き続きされるそうですが、新規での使用は推奨されていません。
当サイトでも、以前は「MW WP Form」を使用していましたが、2024年1月にブログサイトのリニューアルをしたので、そのタイミングで「Contact Form 7」に切り替えました。



個人的には「MW WP Form」の方が、完了ページなどの設置が簡単で使いやすかったのですが…
今後新規でお問い合わせフォームを作成する簡単な方法としては、「Contact Form 7」か外部のフォーム作成ツールなどを導入する形になるでしょう。
プラグインをインストールした後は、WordPress管理画面に「お問い合わせ」というメニューが追加され、フォームの作成・reCAPTCHAの設定などができます。
③Redirection(リダイレクト設定)
サイトのリダイレクト設定が簡単にできるプラグインです。
「.htaccess」というファイルやコードを編集しなくても、リダイレクト設定ができるので、初心者にはおすすめです。
リダイレクトとは、サイトのURLが変わる場合に新しいページへと転送させる仕組みのことです。
リダイレクト設定が必要な理由としては主に下記の2点。
「ユーザビリティの観点:アクセスしたユーザーにエラーページを表示させない」
「SEOの観点:検索エンジンにページの移動を正しく伝えることができる」
そのため、サイトのURLを変更した場合は、リダイレクト設定をするようにしましょう。
プラグインをインストール・有効化すると、WordPress管理画面の「ツール」に「Redirection」と表示されており、そこから設定ができます。
主な機能は下記のとおり。
- 301(恒久的)や302(一時的)などのリダイレクトの設定
- 外部サイトへのリダイレクト設定
- リダイレクトと404エラーのログ保存
- リダイレクト履歴の確認
- 正規表現を使用した高度な設定



サイトリニューアルなどの半永久的な転送だけでなく、1つのページを一時的に別ページへ転送させたい場合にも使用できます。
プラグインだと簡単に設定できますが、リダイレクトの種類を把握して行うようにしましょう。
④Blocks Animation(アニメーション設定)
ブロックごとにアニメーションの設定ができるプラグインです。
「アニメーションの種類」「表示速度」「遅延設定」を選択するだけで簡単に設定できます。
実際に、私がSWELLで「Blocks Animation」を使用して制作したサンプルサイトがあるので、アニメーション設定をしたい方は参考にしてください。
「Blocks Animation」の使い方は下記で詳しく解説しています!





他にも必要な時に導入するプラグインはありますが、今回は4つ紹介させていただきました。
まとめ:SWELLの機能を考慮して効率アップに繋がるプラグインを選定しよう
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回の記事では
- WordPressでプラグインを選ぶ基準
- SWELLで必須または導入したほうが良いプラグイン
- SWELLで必要な時に導入するおすすめプラグイン
以上、3点について解説させていただきました!
特に重要なポイントは、以下の3つです。
- プラグイン導入時には、定期的に更新されているものや有名なものを選ぶと、不具合が起きたときでも解決策が見つかりやすく安心
- SWELLのようにテーマ機能で設定できるものがある場合は、機能が重複しないように注意が必要
- SWELLで簡単にSEO対策をするならプラグイン「SEO SIMPLE PACK」の導入が必須
サイト制作でSWELLを活用したい方の参考になりましたら幸いです。
今後もwebに関する運用情報を発信していく予定ですので、是非ご覧ください!
お問い合せはこちらから承っております。